February 09, 2006

伊福部昭氏のご冥福を祈る [music]

まあ日本人で、東宝の怪獣映画を一度も観たことがない人の方が少ないだろう。
そして劇中で印象に残る単調だけど非常に重厚で印象に残る音楽、それが伊福部氏の手による数々の名曲の一つだったはずだ。
少しオタッキーなことを書くと、我々が印象強く持っている怪獣映画に使われた曲は、全てがその映画のための書き下ろしではない。
それよりまはるかに前の、無声チャンバラ映画などでもすでに使われていたものもあるのだ。
しかしゴジラシリーズ、それも昭和の頃のものがいいね。

冒頭で単調な音楽と書いたけど、実際にはそうでもない。
メロディラインこそリフレインの連続で単調に聞こえるが、リズムの構成は非常に緻密、というか複雑そのものなのだ。
2拍子3拍子4拍子とめまぐるしく変化する、キチンと一つ一つカウントしていないとなかなか気がつかないくらいに細かく別れているのだ、あの「ゴジラ」のテーマももちろんそうだよ。
そんでもって黛敏郎氏や芥川也寸志氏も師事したというのだからこりゃすごい人だったんだなあ、とあらためて氏の偉大さを知った次第で。
とにかくご冥福を祈ります。

Posted by j-wac at February 9, 2006 10:54 PM
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