January 12, 2006
ソリッドギターの話 [music]
エレキギターといっても様々な種類がある。
ボディの構成を軸に分類すると大きく3種類、アコースティック、セミアコ、そしてソリッドになる。
ソリッドというのは直訳すると、頑強、堅牢という意味で、ソリッドギターのボディは主に木の塊、そしてこのエレキギターといえばソリッドギターのことといっても過言でなく、代表的ボディだ。
ソリッドギターが初めて登場したのが1950年代、当時のエレキギターは従来のアコースティックギターにマイクを付けたもので、元来音が小さいために他の楽器と競演しにくかった点を改善するためのものでしかなかった。
従来のギターの音をマイクで拾いただ拡声するのではなく、弦の振動をダイレクトにマイクで拾うと、全く新しい楽器となる、という発想で二つのギターが誕生した。
一つがフェンダー社のブロードキャスター(後にテレキャスターと改名)、もうひとつがギブソン社のレス・ポールだ。
ソリッドギターの発想は正しかった。
それまでのギターでは考えられない独特のパワフルなサウンドを得たソリッドギターは、驚くべき早さで進化を続け、その後のポップミュージックの方向性を決定づけた。
このソリッドギターがなければロックミュージックは誕生しなかっただろう、それくらいにソリッドギターは現代の音楽の主役になったのだ。
先に進化した、と書いたが、目覚ましく進化したのはソリッドギターの周辺機器であるアンプや音色に変化を与えるエフェクターがその多くに相当する。
ソリッドギターそのものももちろん性能をあげていたが、フェンダー社のテレキャスターはその数年後ストラトキャスターに進化、そこまでで十分かもしれない。
フェンダーのこの2本のギターとギブソンのレス・ポールはいまだにエレキギターのスタンダードであり続けている、当初の発想と完成度がいかに高かったかが分かるというものだが、そればかりではない。
ソリッドギターは使い手であるギタープレイヤーによって様々なトーンと演奏方法を編み出されたことも今の地位を得る大きな要因でもあることを忘れてはならないのだ。
近年、シンセサイザーやコンピューターも驚く進化スピードだが、ソリッドギターのように当時のスペックで現代にも通用するということは考えられない。
20世紀の偉大な発明品だと思うがね。





